SEO対策の中核をなすプロセスが「キーワード選定」です。これは、適切なものを選ぶことによって、検索エンジンでの上位表示と検索流入を実現するための重要なステップです。しかし、効果的なものを選ばないと、いくらSEO対策を施しても望む成果は得られません。

自社のサービスに対するニーズを持つユーザーが検索しそうなワードを選ぶことが基本です。検索ボリュームだけではなく、それが実際にコンバージョンにつながるかどうかを見極めることが重要です。

選定を行う際には、以下のポイントを押さえる必要があります。

1. サイトの目的を言語化する　サイト全体の目的を明確にし、それに基づいた選定を行うことが大切です。BtoBの場合、例えば担当者の年齢、役職、業務内容、日頃の悩みなどを考慮し、「悩み」に焦点を当てて選びます。
2. スモールキーワードから狙う　検索ボリュームが少ない単語は競合が少なく、上位表示が容易な場合が多いです。悩みが深いスモールなものから狙い、徐々に検索ボリュームの多いビッグなものを狙う流れが効果的でしょう。
3. ユーザーが使う言葉を設定する　実際にユーザーが使っている言葉を検索ワードに設定することが重要です。例えば「気泡緩衝材」よりも一般的に「プチプチ」と呼ばれるものを選ぶ方がより効果を発揮します。

選定手順は以下の通りです。

1. サイトのターゲットとなる層の悩みを書き出す　自社の製品やサービスに関連する潜在顧客の悩みを洗い出し、それを言語化します。
2. 悩みをカテゴリ分けする　悩みをジャンル分けし、全体像を視覚化することで、適切なワードの選定が容易になるでしょう。
3. 悩みに基づく言葉を設定する　書き出した悩みをもとに、検索しそうな単語を想像し、その候補を参考にします。
4. 基本となる言葉を選ぶ　検索ボリュームが大きく、ターゲット層とマッチする言葉を中心に選定。
5. 複合ワードの選定　軸となるテーマに付随する単語を考え、SEO対策を強化します。
6. 最終的決定する　検索ボリュームや競合サイトを確認し、最終的なキーワードを決定します。

これらのステップを踏むことにより、SEO対策の効果を最大化し、Webサイトの集客力を高めることが可能なのです。